ガーシュイン! ガーシュイン!! ガーシュイン!!!
2022-08-28


  ぼくは、その演奏は聴いていないのだけれども。

 でも、やっぱりうれしいよ。おめでとう。
 ぼくの所属しているバンドには、いろんな人がいて、その中には、中学校の先生とか、編曲者とかも含まれる。その中学校の先生は、ついでに吹奏楽部の顧問なんていうものをしていて、そのバンドは、普通のクラッシック編成ではなくて、ジャズの、ビックバンドといわれる編成だったりする。
 吹奏楽部の主な活動っていうのは、まあ学校によってちがうのだけれども、夏のコンクール、っていうのはほとんどどのバンドにとってもかなり大きな活動になるよね、きっと。
 その、コンクールというのは、お堅い新聞会社が主催しているから、というか当然のことなのだけれども、クラッシック、といわれている音楽を演奏するところが多い。というか他の音楽を聴いたことは、ない。
 この中学校のバンドは、ビックバンド編成だから、いわゆるクラッシックっていうのは普段から演奏しないんだけど、それでもコンクールにはでることにしたんだ。この編成のまま。ガーシュインという、アメリカの、ジャズっぽいクラッシックを作曲する人の曲で。

 そして、編曲は、ぼくが属しているのバンドの編曲者。

  最初にもいったけど、ぼくはこの演奏は聴いていないんだ。
  コンクールの結果は、一次予選を勝ちあがり、県大会出場。

 おめでとう。ほんとにおめでとう。
 譜面が揃ったのが5日前で、それからきちっと練習した生徒たちに、おめでとう。
 公の場で評価される譜面を書き上げた編曲者に、おめでとう。
 波紋を呼ぶのを覚悟の上で、まったく評価されない可能性もあったのに、敢えて挑戦した先生、ほんとうにおめでとうございます。
 なんか、ぼくまでほんとうにうれしいです。
 なにより、演奏者の人たちがきっと楽しんでいただろうことが。
 そして、当然クラッシックを期待してきているだろう審査員の人たちに、それなりに評価されたことが。
 楽しいでしょ? 音楽って。

  今度の合同演奏会も、楽しくやろうね。

 楽しいでしょ? 音楽って。
 ただ、それだけのはなし。
(1997年8月13日のブログ記事の再録です)



[ただ、それだけの音楽会]
[がんばれブラバン]

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