大フィルさんは、二日ある演奏会の二日目で、だいたいは土曜日に行くことが多くって、PACは、三日間の公演のうち、一日目、金曜日のチケットだから、金曜にPACを聴いて、土曜に大フィルさんを聴く、なんてことも起こるのだけれど。
今月が、まさにそれだったんだよね。金曜に西宮でPACを聴いて、土曜はフェスティバルホールで大フィルさん。まあ、自分で望んだことだから、嬉しいのだけれど。
今月のPACは、下野竜也さんの指揮で、ドヴォコンと、伊福部昭のシンフォニア・タブカーラっていう、これは交響曲なのかな。そういう取り合わせ。ドヴォコン、っていうのは、ドヴォルザークのチェロ協奏曲のことなんだけどね。
ドヴォルザークっていう、チェコの作曲家と、伊福部昭っていう、日本の作曲家。もう一つ、5分くらいの小品だけれど、ショスタコーヴィッチっていうロシアの作曲家のプログラムも入れて、クラシックの王道であるドイツ語圏ではない、オリエンタルな作曲家のプログラムだったんだよね。
プログラムの曲もう紹介には、「懐かしい」メロディや響き、っていう言葉がたくさん使われていて。確かに稀代のメロディーメーカーで、親しみやすい曲が多いドヴォルザークの曲は、懐かしい感じがするよね。ゴジラの音楽を創った伊福部昭も、日本っぽい、それも戦後の(白黒映画ゴジラの時代の)日本を思い起こさせる、それが懐かしさ。
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