中川英二郎の、ディキシーワンダーランド
2024-12-09


 というわけで、クラシックのコンサートは(第九をのぞけば)あんまりなくて。でもクリスマスシーズンだし、っていうことで、西宮の兵庫県立芸術文化ホールでは、じゃあJAZZをやろう、っていうことで、いくつかのジャズコンサートを企画してくれたんだ。

 そのうちの一つ、中川英二郎のディキシーワンダーランド、行ってきたよ。

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 中川英二郎君はね、君付けにしちゃうけど、僕がたぶん学生だったときにデビューした、トロンボンの神テクプレイヤー。デビュー作を録音したのがたぶん16歳のときだったんだけど、その中の一曲、SCRAMBLEっていうのがあってね。ぶっぱやのブルースなんだけど、あまりの速さにソロを取るラッパとかピアノとかがあっぷあっぷしている中で、最後にソロを取った英二郎の、ブレイクあとなんと1コーラスの無伴奏ソロ。

 若さゆえのひけらかしもあったのだと思うのだけれど、同じトロンボンを吹いていた僕はア然として息が止まってしまって、2コーラス目にバンドが入ってきてはじめて息が止まっていたことに気がつく。そんなインパクトのあるデビューだったんだよね。

 その後、なかなか生で聴く機会がなくって。オケや吹奏楽との共演を何回か聴いたくらいなのかな。あ、この前、Slide Monsterっていうトロンボン4人だけのバンドのライブを聴いたな。こんど、PACで中川君作曲のクラシック、演るんだよね。



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[ただ、それだけの音楽会]

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